冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「セクハラの場合、程度によるが、慰謝料を認められても三十万から百万ほどになる案件が多い」


三十万って。
弁護料も高そうなのに、正直、たったそれだけ?と思ってしまった。


「少ないだろ?」

「……はい」

「だから、なんでもかんでも訴えろと弁護士は言わない」


納得できないけれど、それが現実なのか。


「話を戻す。新見さんの上司、相当古い考えの持ち主だな」

「はい。女性が仕事で活躍するのが気に入らないようで、よく『女は製図よりお茶くみでもしておけばいい』と言われますし、産休を取ろうとした先輩に文句を言い続けて退職に追い込みました」

「頭、カチカチ」


第一印象とは違いなかなか毒舌の彼は、あきれ顔をしている。


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