冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「ひと昔前は男尊女卑が当然というような風潮だった。いまだにその考えから抜け出せない者が、性差別的なセクハラを無意識にしているケースもある。本人はなにがいけないのか気づいていなくて、反省の素振りすらないのが痛い」


多分、園田部長はそういうタイプだ。


「どうしたらいいんでしょう」
「会社のコンプラ部門も機能してないとなると……。そんな会社辞めれば?」
「は?」


なにかいい策を伝授してくれると思いきや、退職の勧め?


「相談料を払ってないからですか?」


だから、そんなアドバイス?

真剣に尋ねたのに、彼は含み笑いをしている。


「一万円もらってても、まずはそう言う。新見さん、ひとつ目の会社をセクハラで辞めたって言ってたよな。俺はそれをよい判断だったと思う」

「どうしてですか?私は逃げてしまいましたけど、あの上司は今でもなに食わぬ顔をして働いているんですよ」


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