冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
五十嵐さんはお茶を出しながら冗談を口にする。

彼女はすぐに出ていったが、乱暴なノックのあと、八木沢さんが入ってきた。


「どうかした?」


ベスト姿の彼は、友人のような口ぶりだ。


「あの……。私やっぱり許せなくて。このままでは、ほかの女性社員も被害に遭います。退職届を書こうと思うのですが、辞めたあとでも闘えますか?」


私はやっぱり、経理ではなくインテリアコーディネーターがやりたい。

次の仕事が見つかる保証はないけれど、フォレスアートにいても未来はないと判断した。


「辞める決心がついたんだ」

「はい。しばらく無職になるでしょうけど、インテリアコーディネーターがやりたいんです」


決意を言葉に乗せると、ふわふわしていた自分の気持ちが完全に固まった。


「いい顔してる」
「え?」
「この前は半分死んでたから」


どんな顔してたの?


「それで?」
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