冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】

「無視か。やっぱりかわいくない。気が強いお前に嫁のもらい手がないのも納得だ。そろそろ会議行くぞ。そこの能無しを除いてね」


どうして、そんなことまで言われないといけないのだろう。


「尾崎くんは会議だぞ」


園田部長は私と引継ぎをしていた尾崎さんをわざわざ迎えに来て腕をとる。


「ひとりで行けますから、触れないでください」


真っ青な顔をした尾崎さんは、八木沢さんのアドバイス通り拒否の言葉を口にした。

けれどもあきらかに声が震えていて、恐怖と闘っているのがわかる。

尾崎さんを助けなくちゃ。
今後こんな思いをする女性が出ないように、私がしっかりしないと。

心の中で自分を奮い立たせたものの、皆が出ていきひとりになると、園田部長の棘のある言葉の数々がじわじわと私の心をむしばんでいく。

逃げたい。逃げてしまいたい。

弱い自分が顔を出し、いたたまれなくなった。



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