天才外科医と身ごもり盲愛婚~愛し子ごとこの手で抱きたい~
無言で見つめ合っていた私と勇悟は、なんとなく気恥ずかしくなって、ふっと笑う。
私たちってば、聡悟くんと夕希さんが子守をしてくれている間に、なにをしようとしていたんだか。
「さて、ちょっとは充電できたから、また頑張るか」
「うん。頑張ろう!」
お互いに励まし合って寝室を出ていく途中、私は勇悟の手を握った。
温かくて大きくて、ごつごつと固い勇悟の手。初めて会った時からずっと私を守り続けてくれるこの手があれば、私は強くなれる。
観覧車にも乗れるようになったし、仕事の夢も叶えた。今は大変な双子育児だってきっと、いつか笑顔で語れる思い出になる。
そうして新しい未来を切り拓き、どこまでも歩いていく。
勇悟と一緒なら、なにも怖くない。
FIN


