御曹司にビジネス婚を提案されたけどもしかしてこれは溺愛婚ですか?
それから世界各国、日本各地を回る生活が2ヶ月弱続いた。

新しく用意されていた新居に帰ってきて荷物を片付けているとあることに気が付いた。

すぐにチェックし、弘美さんに連絡を入れて病院に連れて行ってもらった。

その夜、玲音は深夜に帰ってきた。

「まだ起きていたんですか?」

リビングの灯が着いていることに気が付き真っ先にリビングに入ってきた玲音が言った。

「今日話しておきたくて」

「どうされましたか? 疲れすぎてもう嫌になったとかですか? 何度も聞きましたよね? 一度家に帰るかって」

慌てふためく玲音に私は一枚の写真を見せた。

「なんですかそれは。……まさか病気ですか?」

「違う。ハネムーンベイビーです」

玲音の不安そうな顔が真顔になり、時が止まった。

あれ? 喜んでくれるんじゃないの?

「たまに早まったり遅れたりする時があるから気にしてなかったんだけど、さすがに2ヶ月は長すぎるなって」

結婚式までの1週間はそれが理由でしていない。
つまりこの子は完全にハネムーンベイビーなのだ。

「タイミング悪かったかな?」

玲音の顔に光が戻ってきた。

「本当ですか? 僕が父親ですか?」

「玲音さん以外ありえない」

玲音は私の手を両手で握ってきた。
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