御曹司にビジネス婚を提案されたけどもしかしてこれは溺愛婚ですか?
「それは私があそこで寝るからってことで書いたのですが」

「そう思って中間地点を取ってみました。美音さん用のベッドを注文しているのですが、有名人がテレビで使っていると言ったらしく品切れして1週間かかるそうです。ですから1週間私もここで寝ることにしました」

いやいや、中間地点が分からない。それにベッドなんて選ばなければ翌日着のものがいくらでもあるだろう。

「キングサイズですし。二人で寝ても邪魔にはなりません。まだ眠いので眠らせてくれませんか?」

そう言うと玲音は目をゆっくりと閉じていった。

私がそっとベッドから体を起き上がらせると玲音の手が私の腕を掴んできた。

「ここで寝てください」

目をつぶったまま命令する玲音は私の腕を離す気がないらしい。
玲音が眠るのを待つしかなさそうだ。

玲音の綺麗な寝顔を見ながら寝息を聞いていると重い瞼が私の目を覆った。
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