今日から騎士団長の愛娘!?~虐げられていた悪役幼女ですが、最強パパはわたしにメロメロです~
「こちらの第一訓練場は一番広く、合同訓練の他、普段から若手騎士らが自主訓練等でよく使用しております。現在訓練しているのも、正式な任命前の若い見習い騎士たちのようですね」
「うそ! こんなに激しく打ち合ってるのに、みんな見習いなの!?」
「ええ。着用している揃いの訓練服にいまだ騎士団の紋章が入っていませんから、おそらく間違いないかと。それに、本物の騎士が剣を打ち合う気迫と迫力は、この比ではありません」
「え!? そうなんだ!?」
 ジェームズの言葉にパチパチと目を瞬く。目の前で繰り広げられる剣戟だって十分な迫力だ。それなのにこれ以上って、いったいどんななの!?
「これから向かう第二訓練場は、主に高官の方たちが訓練に使用する小規模訓練場です。もしかすると、アルベルト様もそちらで剣を振るっておられるかもしれませんね」
「パパが剣を!? わぁっ、早く見たーいっ!」
 気が逸り、ついつい踏み出す足にも力が入る。
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