悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
「わたくし達『白薔薇派』は、正式には『白薔薇の会』と呼ばれている王宮の美と芸術、後宮の規律を守るためのものですわ。代々、王族の血筋を引く未婚の女性がとりまとめております」
そして彼女達は、王妃のサポート役としても存在し、後宮の管理の一部も受け持っているという。
「それで? このたびのご用件は?」
ピリッとした雰囲気で問われ、アメリアは緊張感を覚えた。
相手は公爵令嬢だ。失礼なことは絶対にできない。ゴクリと息を呑むと、推しの幸せのために!と勇気を奮い立たせた。
「えっと、実は、……ミッシェル様についてお尋ねしたいことが」
名前を出した途端、彼女達が大きくざわっとなった。
一瞬にして空気が変わるのを肌で感じて、アメリアは「ひぇ」と口をつぐんでしまった。思わず一歩後退したのを、エリオットと二人の護衛騎士が見やる。
「み、ミッシェル様、ですって?」
わなわなと小さく震えたヴァレンティーナが、冷静でなくなった目をアメリアへと向けた。
「そういえばあなた、〝あの方〟とご交流を持ちだしているとか……っ」
言いながら迫られて、アメリアはまた更に後退した。
「何か話を聞かされましたの!?」
「ひぇっ、その、本人からではないのですが、彼女を思っているというファンらしき令嬢達に、ちょっと聞いて――」
「『ファン』ですって!?」
そして彼女達は、王妃のサポート役としても存在し、後宮の管理の一部も受け持っているという。
「それで? このたびのご用件は?」
ピリッとした雰囲気で問われ、アメリアは緊張感を覚えた。
相手は公爵令嬢だ。失礼なことは絶対にできない。ゴクリと息を呑むと、推しの幸せのために!と勇気を奮い立たせた。
「えっと、実は、……ミッシェル様についてお尋ねしたいことが」
名前を出した途端、彼女達が大きくざわっとなった。
一瞬にして空気が変わるのを肌で感じて、アメリアは「ひぇ」と口をつぐんでしまった。思わず一歩後退したのを、エリオットと二人の護衛騎士が見やる。
「み、ミッシェル様、ですって?」
わなわなと小さく震えたヴァレンティーナが、冷静でなくなった目をアメリアへと向けた。
「そういえばあなた、〝あの方〟とご交流を持ちだしているとか……っ」
言いながら迫られて、アメリアはまた更に後退した。
「何か話を聞かされましたの!?」
「ひぇっ、その、本人からではないのですが、彼女を思っているというファンらしき令嬢達に、ちょっと聞いて――」
「『ファン』ですって!?」