悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
「他の令嬢達がどう思っているのかは知りませんけれどっ、わたくし達、ちゃんと謝りましたわよ! 『ごめんなさい』って!」
「え? それじゃあ、今は和解して……?」
つまり、ミッシェル様の悩み事とは、関係がない?
アリメアは、憂う彼女の表情を思い出した。それなら、一体何が原因なんだろうと、思考はスタート地点に戻ってしまう。
するとヴァレンティーナが、やや顔色を青白くして首を振った。
「いえ、和解はしていない、と思いますわ」
「だって、謝罪されたのでしょう?」
「みんなで謝罪した時には、受け入れてもらっていたと思っていましたわ。でも」
ヴァレンティーナは、思い詰めたように言葉を途切らせた。自分を落ち着けるように胸に手をあて、危うい深呼吸をして続ける。
「ミッシェル様は、縁談話の受け付けの中止を改めて発表されたのです。そうして以前よりも、ますます社交界へお顔を出さなくなってしまいました……王妃様からもご提案があり、わた、わたくし達、ぜひ『白薔薇の会』へとお誘いしたのです。しかし、そうしましたところ、断られてもしまったのですわ」
断られた?
王妃からの提案というと、直接のお声がけの有難いお話だ。それを社交界から遠のいているミッシェルが、更に身を引くように断ったというのも驚きだった。
「え? それじゃあ、今は和解して……?」
つまり、ミッシェル様の悩み事とは、関係がない?
アリメアは、憂う彼女の表情を思い出した。それなら、一体何が原因なんだろうと、思考はスタート地点に戻ってしまう。
するとヴァレンティーナが、やや顔色を青白くして首を振った。
「いえ、和解はしていない、と思いますわ」
「だって、謝罪されたのでしょう?」
「みんなで謝罪した時には、受け入れてもらっていたと思っていましたわ。でも」
ヴァレンティーナは、思い詰めたように言葉を途切らせた。自分を落ち着けるように胸に手をあて、危うい深呼吸をして続ける。
「ミッシェル様は、縁談話の受け付けの中止を改めて発表されたのです。そうして以前よりも、ますます社交界へお顔を出さなくなってしまいました……王妃様からもご提案があり、わた、わたくし達、ぜひ『白薔薇の会』へとお誘いしたのです。しかし、そうしましたところ、断られてもしまったのですわ」
断られた?
王妃からの提案というと、直接のお声がけの有難いお話だ。それを社交界から遠のいているミッシェルが、更に身を引くように断ったというのも驚きだった。