悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
アメリアは「よしっ」と意気込む声を上げると、クラークの腕を肘でつついて合図した。
「今すぐ、ミッシェル様を探しにいきましょう」
クラークが、令嬢らしからぬ仕草をしたアメリアを見る。彼女はパッと彼の方を向くと、自信たっぷりにも見える笑顔で手振りを交えて続けた。
「私、復活しましたから動けます。クラーク様も気になっているし、私だって同じですっ。こうして二人の時間はバッチリ確保できましたし、あとは行動あるのみです!」
「私、お前のそういうところは好きですよ。さすがは〝同志〟です」
鷹揚に頷いたクラークが、眼鏡を押し上げた。
そしてアメリアは、彼と共にいったん会場を後にした。
会場の横扉から出てみると、小さな明かりが灯された廊下があった。下へ降りられる階段は、案内するような飾りが施されている。
「部下の話によると、空気を吸いにこちらから降りていったそうです」
クラークに促され、廊下を降りてみると、王宮の庭園の一つが目の前に広けた。
「すごく綺麗ね」
考えて設計された花の多い庭園だ。通路の一部にはアーチがかかり、そこにも花が絡みついていてお洒落だ。
とくに感じるのは濃厚な花の香りだった。そこは会場からもれる灯かりと月明かりで、花々がぼんやりと光って浮かび上がっているみたいにも見えた。
「夜の鑑賞もできるようにと、夜行花も使われていますからね」
「今すぐ、ミッシェル様を探しにいきましょう」
クラークが、令嬢らしからぬ仕草をしたアメリアを見る。彼女はパッと彼の方を向くと、自信たっぷりにも見える笑顔で手振りを交えて続けた。
「私、復活しましたから動けます。クラーク様も気になっているし、私だって同じですっ。こうして二人の時間はバッチリ確保できましたし、あとは行動あるのみです!」
「私、お前のそういうところは好きですよ。さすがは〝同志〟です」
鷹揚に頷いたクラークが、眼鏡を押し上げた。
そしてアメリアは、彼と共にいったん会場を後にした。
会場の横扉から出てみると、小さな明かりが灯された廊下があった。下へ降りられる階段は、案内するような飾りが施されている。
「部下の話によると、空気を吸いにこちらから降りていったそうです」
クラークに促され、廊下を降りてみると、王宮の庭園の一つが目の前に広けた。
「すごく綺麗ね」
考えて設計された花の多い庭園だ。通路の一部にはアーチがかかり、そこにも花が絡みついていてお洒落だ。
とくに感じるのは濃厚な花の香りだった。そこは会場からもれる灯かりと月明かりで、花々がぼんやりと光って浮かび上がっているみたいにも見えた。
「夜の鑑賞もできるようにと、夜行花も使われていますからね」