悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
怖くなって後ず去ってしまうと、エリオットが距離を詰めながら言った。
「踊った後、少し話している間にお前の姿を見失った。ダンスの前に、奴と会っていたのには気づいていたからな。落ち合う場所を話していたのかもしれないと考えたら、いても立ってもいられず捜しに向かっていた」
アメリアが後退する分だけ、彼は向かってくる。
「庭園で、お前と近衛騎士隊長が一緒にいるのを見つけた。薄暗がりで愛を囁き合っていると想像しただけで、はらわたが煮えくり返りそうになった」
「あの、それは誤解です。私とクラーク様は同志で、友人です」
「誤解であったとは気づいた。そうでなかったとしたら、俺はその相手が、たとえ近衛騎士隊長以外であろうと殺していた」
過激な発言に怯えたアメリアは、不意にエリオットに手を取られ、腰を抱き寄せられた。
見下ろしてくるエリオットの、どこか熱を宿した紺色の目に射抜かれてハッと息を呑んだ。その表情は、どうしてか目をそらせないくらいに真剣だった。
「アメリア、俺は、お前に惹かれている。危機感を覚えてようやく自覚できた。女であるミッシェル嬢に、嫉妬を覚えるくらい好きになっていたんだ」
「え……? でも、私はただの女避けのはずで」
直後、黙って、というように口付けられていた。
「踊った後、少し話している間にお前の姿を見失った。ダンスの前に、奴と会っていたのには気づいていたからな。落ち合う場所を話していたのかもしれないと考えたら、いても立ってもいられず捜しに向かっていた」
アメリアが後退する分だけ、彼は向かってくる。
「庭園で、お前と近衛騎士隊長が一緒にいるのを見つけた。薄暗がりで愛を囁き合っていると想像しただけで、はらわたが煮えくり返りそうになった」
「あの、それは誤解です。私とクラーク様は同志で、友人です」
「誤解であったとは気づいた。そうでなかったとしたら、俺はその相手が、たとえ近衛騎士隊長以外であろうと殺していた」
過激な発言に怯えたアメリアは、不意にエリオットに手を取られ、腰を抱き寄せられた。
見下ろしてくるエリオットの、どこか熱を宿した紺色の目に射抜かれてハッと息を呑んだ。その表情は、どうしてか目をそらせないくらいに真剣だった。
「アメリア、俺は、お前に惹かれている。危機感を覚えてようやく自覚できた。女であるミッシェル嬢に、嫉妬を覚えるくらい好きになっていたんだ」
「え……? でも、私はただの女避けのはずで」
直後、黙って、というように口付けられていた。