悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
「そももそ、教養もズバ抜けて高い〝クラレンス伯爵家の才女〟ならば、王弟妃としての教育も少しで十分だろうと、今回の見合いに繋がったんだ。開始が遅れても誰も文句は言わん」
……それ、友達がいなくて引きこもっていた副産物なんですよ。
他にすることもないから、寂しさを紛らわせるように勉強していた。今になって思い返してみると、〝悪役令嬢アメリア〟には色々と同情も覚える。
「才女だなんて、過大評価ですわ。それでは教育については後のスタートということで、殿下の方で手を回して頂くとして……婚約破棄の件ですが」
ぎこちなく話題をそらして、話を元に戻した。
「期限の十八歳になりましたら『あなた様の方に悪い部分があった』と、私から婚約破棄を申し出る形を取らせて頂きます。その方が、私への世間的な損も最小限で済みますので」
アメリアがそういったん説明をシメると、エリオットが偉そうに腕を組んで頷いた。
「いいだろう。俺とてそのつもりだった」
本当かよ……アメリアは、信頼ならない目で見てしまった。
メインヒーローである彼は、ヒロインのため腹黒モードで暗躍する。その仕返しを込めた婚約破棄を考える際、何も考えていなかった書面を睨むのだ。
私、それ、ゲーム画面で見てたからね。
だから、契約事項の部分からしっかり言い聞かせたのである。
……それ、友達がいなくて引きこもっていた副産物なんですよ。
他にすることもないから、寂しさを紛らわせるように勉強していた。今になって思い返してみると、〝悪役令嬢アメリア〟には色々と同情も覚える。
「才女だなんて、過大評価ですわ。それでは教育については後のスタートということで、殿下の方で手を回して頂くとして……婚約破棄の件ですが」
ぎこちなく話題をそらして、話を元に戻した。
「期限の十八歳になりましたら『あなた様の方に悪い部分があった』と、私から婚約破棄を申し出る形を取らせて頂きます。その方が、私への世間的な損も最小限で済みますので」
アメリアがそういったん説明をシメると、エリオットが偉そうに腕を組んで頷いた。
「いいだろう。俺とてそのつもりだった」
本当かよ……アメリアは、信頼ならない目で見てしまった。
メインヒーローである彼は、ヒロインのため腹黒モードで暗躍する。その仕返しを込めた婚約破棄を考える際、何も考えていなかった書面を睨むのだ。
私、それ、ゲーム画面で見てたからね。
だから、契約事項の部分からしっかり言い聞かせたのである。