悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
ゲームで流れは知っていたとはいえ、直に『婚約者の振りなんて簡単だろう』と聞くと溜息をこらえられなかった。
「はぁ、承知致しました。殿下もお好きにどうぞ。それでは私も、水面下で婚姻活動は進めさせて頂いてもよろしいんですよね?」
最終確認すると、エリオットが少し意外そうに目を戻してきた。
「婚姻活動? つまり恋人をみつくろう、と?」
「すぐに恋人を作るわけではありませんが、婚約破棄された後の結婚相手は探しておこうかと思いまして。貴族の娘として生まれたからには、嫁ぎ先は大事な問題です」
それに社交界を離れてしまったら、推しを見られなくなってしまう。それだと近況を知る手立てもなくなって、手助けもできなくなるのでだめだ。
そう考えていたアメリアは、じっと見つめられて不思議に思った。
「どうかされましたか?」
きょとんとして思わず尋ね返したら、彼が観察しつつも椅子に背をもたれた。あの腹黒俺様王子が、黙ってこっちを見ているだなんて珍しい。
「――ふうん、意外だ」
「何が意外なのですか?」
「お前、俺が声をかけた理由を忘れたのか? しばらくは遊んでいそうだし、今のところは結婚願望もないと思っていた」
「ああ、なるほど」
相槌を打ったものの、もうどこから突っ込んでいいのか分からない。そんなに私、性格が悪そうな顔をしているんだろうか……。
「はぁ、承知致しました。殿下もお好きにどうぞ。それでは私も、水面下で婚姻活動は進めさせて頂いてもよろしいんですよね?」
最終確認すると、エリオットが少し意外そうに目を戻してきた。
「婚姻活動? つまり恋人をみつくろう、と?」
「すぐに恋人を作るわけではありませんが、婚約破棄された後の結婚相手は探しておこうかと思いまして。貴族の娘として生まれたからには、嫁ぎ先は大事な問題です」
それに社交界を離れてしまったら、推しを見られなくなってしまう。それだと近況を知る手立てもなくなって、手助けもできなくなるのでだめだ。
そう考えていたアメリアは、じっと見つめられて不思議に思った。
「どうかされましたか?」
きょとんとして思わず尋ね返したら、彼が観察しつつも椅子に背をもたれた。あの腹黒俺様王子が、黙ってこっちを見ているだなんて珍しい。
「――ふうん、意外だ」
「何が意外なのですか?」
「お前、俺が声をかけた理由を忘れたのか? しばらくは遊んでいそうだし、今のところは結婚願望もないと思っていた」
「ああ、なるほど」
相槌を打ったものの、もうどこから突っ込んでいいのか分からない。そんなに私、性格が悪そうな顔をしているんだろうか……。