悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
「王弟妃教育が楽しみだな、アメリア?」

「へ? 王弟妃、の、教育……」

そういえば、自分はもう少しで結婚が可能な十六歳になる。王族の妻として公務よりも重要視されているのは――その人との子を作ることだ。

「実践あるのみだ」

考えていたアメリアは、まるで心を読んだかのようなタイミングで、エリオットにキラキラとした笑顔で言われて警戒した。

いやそれアウト!

「け、けけ結婚前に何をしようというんですか!?」

「もちろん、結婚してからだよ、愛しいアメリア」

言いながらも、手で引き寄せられて頬にキスをされた。しかし気のせいか、彼の片方の手が、スカートの上からあやしげに足をなぞってくる。

信用ならない。そもそもゲームで一部、映像が切り替わって台詞が二、三個で済まされていた、かなりあやしいシーンもあったのである。

――町の神聖な教会の中で、一体ナニがされていたのか?

つい考え込んでしまっていると、つつぅ、とエリオットの指先がアメリアの太腿の形をなぞった。

「ひぇっ」

「怯えることはない。一つずつ教えていくつもりだから」

「何を!?」

< 227 / 230 >

この作品をシェア

pagetop