悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
すると、エリオットが「ふっ」とやや素交じりで笑った。
「見た目と少しギャップがあるみたいだな」
「いえ、そんなことは……」
伯爵令嬢としてしっかりせねばと、アメリアは背を伸ばして答えた。でもうまい返しは見つからなくて、結局は視線を泳がせていた。
プライベートな交流を取っていく予定さえない。そんな相手との婚約話は、エリオットの手腕もあって数日内でとんとんと進んでいった。
◆§◆§◆
見合いから数日、ようやくアメリアは予定のない一日を迎えた。
見た目、強気な意地悪系美人。しかし実際のところ、伯爵令嬢アメリア・クラレンスは、友人ゼロ人で目立つのも苦手な普通の女の子である。
「あ~……婚約者になっちゃったなぁ……」
前世を思い出したことで、令嬢らしくないところが増した彼女は、午後の休憩で芝生の上に寝転がってぼーっと考えていた。
昨日、最後の手続きが終わって無事に婚約が成立した。その間にアメリアは両親と登城し、両陛下も交えて両家による挨拶も行われた。
国王夫妻はゲームでもちらりと出ていた通り、とても人柄の良い人達だった。彼らは、今回の婚約の書面について少し心配していた。
エリオットがしっかりと役に立って、先に書面に手を加えてあったせいだ。
「見た目と少しギャップがあるみたいだな」
「いえ、そんなことは……」
伯爵令嬢としてしっかりせねばと、アメリアは背を伸ばして答えた。でもうまい返しは見つからなくて、結局は視線を泳がせていた。
プライベートな交流を取っていく予定さえない。そんな相手との婚約話は、エリオットの手腕もあって数日内でとんとんと進んでいった。
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見合いから数日、ようやくアメリアは予定のない一日を迎えた。
見た目、強気な意地悪系美人。しかし実際のところ、伯爵令嬢アメリア・クラレンスは、友人ゼロ人で目立つのも苦手な普通の女の子である。
「あ~……婚約者になっちゃったなぁ……」
前世を思い出したことで、令嬢らしくないところが増した彼女は、午後の休憩で芝生の上に寝転がってぼーっと考えていた。
昨日、最後の手続きが終わって無事に婚約が成立した。その間にアメリアは両親と登城し、両陛下も交えて両家による挨拶も行われた。
国王夫妻はゲームでもちらりと出ていた通り、とても人柄の良い人達だった。彼らは、今回の婚約の書面について少し心配していた。
エリオットがしっかりと役に立って、先に書面に手を加えてあったせいだ。