悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
その時、どこからか元気な声がかかった。
「ははっ、今日も不思議なリラックス姿勢で日向ぼっこかい?」
それは兄の声だった。
普通だと、令嬢がこんなことをしていたら注意するべきなんだけどなぁ……まぁそのおかげもあって、両親の目がなければ、我が家でもこうしてリラックスして過ごせているのだけれど。
そう思いながら、アメリアはそちらへ目を向ける。
軽快な足取りで向かってくるのは、十八歳の兄、ロバート・クラレンスだった。アリメアと同じく、特徴的なチェリーピンクの髪をしたイケメンである。
伯爵家の跡取りである彼は、妹と違って、誰にでも好かれる素直そうな目鼻立ちをしていた。
現在は、王宮で軍部関係の書類勤務にあたっている。昔から妹を溺愛しており〝悪役令嬢アメリア〟の嫌がらせに協力していくのだ。
仕事はできるし、剣の腕だって立つ。攻略キャラとしても申し分ないビジュアルなのに悪役モブ扱いだもんなぁ……とアメリアはまたしても思ってしまった。
「なんだ、僕の顔に何かついているのか?」
「いいえ。今日も素敵だなぁと思って」
ほぼ棒読みだったが、ロバートはかなり嬉しそうに笑った。
「ふふふ、そうかそうか。やっぱりアメリアの一番はこの僕か!」
「あれ。私、そこまで言ってませんけど――」
「僕も隣で休もうかな」
「ははっ、今日も不思議なリラックス姿勢で日向ぼっこかい?」
それは兄の声だった。
普通だと、令嬢がこんなことをしていたら注意するべきなんだけどなぁ……まぁそのおかげもあって、両親の目がなければ、我が家でもこうしてリラックスして過ごせているのだけれど。
そう思いながら、アメリアはそちらへ目を向ける。
軽快な足取りで向かってくるのは、十八歳の兄、ロバート・クラレンスだった。アリメアと同じく、特徴的なチェリーピンクの髪をしたイケメンである。
伯爵家の跡取りである彼は、妹と違って、誰にでも好かれる素直そうな目鼻立ちをしていた。
現在は、王宮で軍部関係の書類勤務にあたっている。昔から妹を溺愛しており〝悪役令嬢アメリア〟の嫌がらせに協力していくのだ。
仕事はできるし、剣の腕だって立つ。攻略キャラとしても申し分ないビジュアルなのに悪役モブ扱いだもんなぁ……とアメリアはまたしても思ってしまった。
「なんだ、僕の顔に何かついているのか?」
「いいえ。今日も素敵だなぁと思って」
ほぼ棒読みだったが、ロバートはかなり嬉しそうに笑った。
「ふふふ、そうかそうか。やっぱりアメリアの一番はこの僕か!」
「あれ。私、そこまで言ってませんけど――」
「僕も隣で休もうかな」