悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
アメリアは、交流が始まって間もなく、近衛騎士隊長のクラークを「王宮に通い出してからの友人です」と彼女に紹介していた。ミッシェルは性別を気にするお人ではなかったようで、話し相手が増えたことを喜んでいた。
それを目にした時、アメリアとクラークはこっそり悶えていた。それからというもの、時間が合えば彼と一緒にミッシェルの午後休憩に参加している。
――のだが、それにはこんな経緯があった。
『お前だけ羨ましすぎます』
『すみませんクラーク様、淑女の胸倉を掴むのはおやめください』
ミッシェルと紅茶を一緒にした翌日、仕事で忙しくて様子を見られなかったという彼に、廊下で擦れ違いざま殺されそうになった。
幸せに浸っていたアメリアは、彼が攻略キャラの中で一番危険な男であるのを忘れていたのだ。
それからというもの、可能なら推しとの時間は一緒に過ごしている。けれど怖さより同志意識が強くて、こうして共有できる時間が楽しくもあった。
「むふふっ、サークル仲間とイベント本を作っていたのを思い出すわぁ」
当初は「このストーカーめ」と思ったものだが、同じ〝高貴なる令嬢推し〟の彼と出会えて良かった。同じ推し同士で、イベント会場内を回った感じが思い出されて懐かしくなる。
ティーカップを口元に運んでいたミッシェルが、ふと気づいてアメリアを見る。
「さーくる?」
それを目にした時、アメリアとクラークはこっそり悶えていた。それからというもの、時間が合えば彼と一緒にミッシェルの午後休憩に参加している。
――のだが、それにはこんな経緯があった。
『お前だけ羨ましすぎます』
『すみませんクラーク様、淑女の胸倉を掴むのはおやめください』
ミッシェルと紅茶を一緒にした翌日、仕事で忙しくて様子を見られなかったという彼に、廊下で擦れ違いざま殺されそうになった。
幸せに浸っていたアメリアは、彼が攻略キャラの中で一番危険な男であるのを忘れていたのだ。
それからというもの、可能なら推しとの時間は一緒に過ごしている。けれど怖さより同志意識が強くて、こうして共有できる時間が楽しくもあった。
「むふふっ、サークル仲間とイベント本を作っていたのを思い出すわぁ」
当初は「このストーカーめ」と思ったものだが、同じ〝高貴なる令嬢推し〟の彼と出会えて良かった。同じ推し同士で、イベント会場内を回った感じが思い出されて懐かしくなる。
ティーカップを口元に運んでいたミッシェルが、ふと気づいてアメリアを見る。
「さーくる?」