悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
そろそろ本日の紅茶タイムも終了だろう。そう考えていたアメリアは、唐突な問いかけにきょとんとした。
するとクラークが、ミッシェルの質問を補足するように口を挟んでくる。
「殿下の婚約者となったが、あまり交流はされていないようだ、と一部で噂になっているようです」
「噂?」
「ここ毎日のように来てはいるが、互いはバラバラに行動。一緒にいる姿を拝見した者は今のところいない、と」
ああ、なるほど、とアメリアは心の中で呟いた。
確かに、婚約が成立した日以来は顔を合わせていない。あのエリオットが婚約者になって数日で、わざわざ手紙を送ってきたのはその予防線だろう。
――フッ、任せてくださいよ腹黒王子。あなたの考えは分かってますから!
アメリアは、こちらを見ているミッシェルとクラークに、にーっこりと自信満々の笑みで応えた。
「お忙しい方ですから。お心遣いあって、よく手紙をくれるのです」
「ほぉ。なるほど」
相変わらずの無表情で、クラークが「ふうん」と言う。
その時、ミッシェルが「そういえば」と口にして彼を見た。
「君は、第二王子殿下を知っているのかい?」
「いいえ。管轄が違いますし、彼は自分の部隊を持っていますからね。ご公務の関係でいえば、第一王子殿下を見る機会の方が多いかと」
するとクラークが、ミッシェルの質問を補足するように口を挟んでくる。
「殿下の婚約者となったが、あまり交流はされていないようだ、と一部で噂になっているようです」
「噂?」
「ここ毎日のように来てはいるが、互いはバラバラに行動。一緒にいる姿を拝見した者は今のところいない、と」
ああ、なるほど、とアメリアは心の中で呟いた。
確かに、婚約が成立した日以来は顔を合わせていない。あのエリオットが婚約者になって数日で、わざわざ手紙を送ってきたのはその予防線だろう。
――フッ、任せてくださいよ腹黒王子。あなたの考えは分かってますから!
アメリアは、こちらを見ているミッシェルとクラークに、にーっこりと自信満々の笑みで応えた。
「お忙しい方ですから。お心遣いあって、よく手紙をくれるのです」
「ほぉ。なるほど」
相変わらずの無表情で、クラークが「ふうん」と言う。
その時、ミッシェルが「そういえば」と口にして彼を見た。
「君は、第二王子殿下を知っているのかい?」
「いいえ。管轄が違いますし、彼は自分の部隊を持っていますからね。ご公務の関係でいえば、第一王子殿下を見る機会の方が多いかと」