悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
そう教えてあげようとした時、一人の令嬢がこう言ってくる。
「はっきり申しますと、実はわたくし達、あなた様が〝高貴なる令嬢〟様をお助けしようとしていると分かっていますの!」
「えっ、そんなにバレバレだったの!?」
「わざわざご婚約者様であらせられる殿下との時間も削ってまで、憂いていらっしゃる彼女を気にかけているお姿には、感動致しましたわっ!」
元々、アメリアはエリオットと時間を持つ予定はなかった。しかしなんか勝手な方向に憶測され、大変誤解されているっぽい。
「しかもっ、そのお姿に惹かれて殿下だけでなく、クラーク・バトス近衛騎士団長様からも切なげな恋心を向けられているとは!」
「へ? あの、それちが――」
アメリアが言いかけたそばから、別の一人の令嬢が「ちょっと!」と可愛らしくぷんぷん怒って言った。
「違いますわよ!」
「そうそう、ちが――」
「近衛騎士団長様は、身を引いてなどいらっしゃいませんわ! 無理やりの奪略愛なのです!」
「いえっ、殿下がお見合いの横やりを入れてきて、近衛騎士隊長様との三角関係なのですわ!」
え、と今度こそアメリアは言葉を失った。その間にも、目の前で少女達の会話は、まるでつい先程の彼女のように大興奮でヒートアップしていく。
「きっと殿下が先ですわよ。それで近衛騎士隊長様があとから恋に落ちて、大変心苦しんでいるに違いありません」
「はっきり申しますと、実はわたくし達、あなた様が〝高貴なる令嬢〟様をお助けしようとしていると分かっていますの!」
「えっ、そんなにバレバレだったの!?」
「わざわざご婚約者様であらせられる殿下との時間も削ってまで、憂いていらっしゃる彼女を気にかけているお姿には、感動致しましたわっ!」
元々、アメリアはエリオットと時間を持つ予定はなかった。しかしなんか勝手な方向に憶測され、大変誤解されているっぽい。
「しかもっ、そのお姿に惹かれて殿下だけでなく、クラーク・バトス近衛騎士団長様からも切なげな恋心を向けられているとは!」
「へ? あの、それちが――」
アメリアが言いかけたそばから、別の一人の令嬢が「ちょっと!」と可愛らしくぷんぷん怒って言った。
「違いますわよ!」
「そうそう、ちが――」
「近衛騎士団長様は、身を引いてなどいらっしゃいませんわ! 無理やりの奪略愛なのです!」
「いえっ、殿下がお見合いの横やりを入れてきて、近衛騎士隊長様との三角関係なのですわ!」
え、と今度こそアメリアは言葉を失った。その間にも、目の前で少女達の会話は、まるでつい先程の彼女のように大興奮でヒートアップしていく。
「きっと殿下が先ですわよ。それで近衛騎士隊長様があとから恋に落ちて、大変心苦しんでいるに違いありません」