惹かれたのは強く、眩しい子で。
そこからは何も考えられなかった。
リラに着いていくとそこはあの時以上の地獄絵図だった。
あの時から忘れもしないあの女と、ラースのニヤついた顔
その2人の視線の先にいたのは変わり果てた姿の愛しいミア
ミアに馬乗りになっている緩みきった顔のラースを引きずり下ろし、拳をぶち込む。
そしてこの女には、あの時のミアの仕返しを。
「っああ"!!何、をっ!!」
「今まで我慢してたんだ。…牢にいるから、いいだろって言い聞かせてた。」
皺のある首を片手で掴みそのまま持ち上げる。
「…早めにやっとけば良かったな。」
「貴様っ、王子、かっ!?」
「そうだよ。あの時、お前ミアに同じことしてただろ?忘れたとは言わないよな?」
「かっ……!っく、」
苦しくなったのか、俺の手を掻きむしり始める。
より高く持ち上げ、床に叩きつけるように落とす。
「っ!ゴホッゴホ!!」
息を必死でする女にノイが近づき、拘束する。
「!?お、前っ!ノイ!」
「覚えてんだな。」
「忘れる、はずがない!…お前、と、…ミアだけは!!」