惹かれたのは強く、眩しい子で。



そして夜には公務を終えたエルシー様が訪ねてくる。

ベッドの側に座って他愛もないことを話し、私の体調が少し悪くなると身の回りのことを手早くしてくれる。


眠っている私の手を握り座ったまま朝を迎えるのも度々あった。



そういった生活を送っているとエルシー様は変態なところがあるけれど、根はとても優しい方だと改めて感じた。





「あの…、リラ様、私、自室に戻った方が良いのではないですか…?…こんな綺麗なお部屋に1年も眠っていたのでしょう?」


「大丈夫よ!ここはもうミアの部屋みたいなものだから。それにミアの自室は片付けちゃったわ。」

「えっ……。」



リラ様の言葉に声を失う。
…それはつまり体調が戻ったらそのまま解雇だということ?



「っお待ち、ください!私、…すぐに体を治します!なので、これからも、リラ様のお側に置いてくださいませっ!」



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