惹かれたのは強く、眩しい子で。
「んーとね、ここ部屋についてだけど。ここはお兄様の部屋なの。」
リラ様…?今、何と?
声も出ない私にリラ様は顎に手を当てて思い出すようにして話した。
「ここにお兄様が運んだから、ここで処置をしたの。それで、それからしばらくして、お兄様がミアの部屋を片付けて荷物を全部ここに持ってこいって命じたのよね?」
「はい。リラ王女様」
「分かった?」
うふふと笑うリラ様
優雅にお茶を口に運んでいる。
「リラ様、私がここにいるのはエルシー様の意向なのは理解しました。ですが、意識が戻った今からでも私は別のお部屋に移動するべきです!私は1年もの間エルシー様のお部屋で眠っていたということでしょう?」
そしてベッドの側に置いてある大きなソファにまさかとなる。
もしかして、エルシー様はここで寝ていた…?
ぞわりと寒気がして、血の気が引いていく。
「使用人の寮に移らせてください!」
あそこなら多少の空きはあるはずだ。
「それはダメよ!ミアはここで良いの!ハミルもダメって絶対言うわ!」
「何故です!ハミル様がそんなこと言うはずがありません!ハミル様はエルシー様の側近なのですから。」
ハミル様はエルシー様が第一だ。
主の健康が脅かされるのは絶対に好ましくないはず。