惹かれたのは強く、眩しい子で。
急に切り替えてさっさと帰って行く3人
「えっ、何で置いてくの!」
慌てて後を追おうとしたミアの手を取る。
泣いて目が真っ赤になってるミア
「落ち着いてから帰れば良い。」
そう言うとミアの手から力が抜けて、俯きながら小さく首を縦に振った。
もう一度ミアを腕の中に入れ、ミアの悲しみが良くなるようにと優しく包み込む。
「……私、知らずに生きてた。こんな、…新しい家族が迎えに来てくれたら、絶対幸せになれるんだって。」
「お姉ちゃん、今ごろ何してるのかなぁって…。たくさん遊んで、お腹いっぱい食べてるんだろうな。私にも、早く、誰か迎えに来てくれないかな……、って。」
胸が苦しくなる。
思わず腕の中のミアをぎゅっと抱きしめる。
ごく普通の生活さえできなかったんだ。
普通の生活を望んだ先にある絶望を味わった彼らはどんなにショックだったのか、想像できるものではない。
そして、もし俺が孤児院に通っていたにもかかわらず、事実を見逃し、ミアがある日突然いなくなってたと考えると血の気が引いていく。
俺にしがみつきながらまた涙しているミアに隙間なく抱きしめる。