惹かれたのは強く、眩しい子で。
「私…、お姉ちゃんたちの分まで、生きる。」
泣きじゃくりながらも口から出たその言葉
脳裏にはあの穏やかで心地よい、ふわふわと飛べる空間が浮かんでいた。
そして、あの喋る綿毛
『あなたがいるべき場所はここじゃないの。』
『無理矢理奪われた尊い魂。その子たちを少しでも幸せな気持ちで最後を過ごしてもらいたい。』
…もしかしたら、お姉ちゃんたちはみんなあそこにいるのかもしれない。
眠りかけた私を怒ってくれたのは、どのお姉ちゃんかな?やっぱり、あのお姉ちゃんな気がする。
広くて暖かい胸に包まれながら現実を忘れて、色んなお姉ちゃんたちを思い出す。
「俺は昔、一目惚れしたんだ。」
そんな声が聞こえて、一瞬で現実へと戻され、涙も引っ込む。
「何でか、その子の周りがキラキラ光って見えた。男に立ち向かっていく姿はかっこよくて、小さい子に囲まれてる姿は女神に見えた。」
「行く度にその子しか目に入らないし、どこにいるのかも一瞬で分かった。…そのぐらいその子はあの頃の俺にとって眩しかった。」
そっと温もりが離れていき、濡れた頬に大きな手が添えられる。
促されるように上を向けば、静かに涙をこぼすエルシー様