惹かれたのは強く、眩しい子で。
「……そんな大切な子が、ある日首を掴まれてた。乱雑に床に落とされた後の彼女を見て決めたんだ。あの子は俺が守るって。」
「小さい子たちを守ってばかりのミアを俺がこれから守るんだって。」
エルシー様の強い瞳と言葉に涙がボロッと溢れ落ちる。
「っエルシー、様っ。」
「…ミア、愛してる。俺にとってミアはこの世界で1番大切な人。ミアがいないと生きていけない。」
「俺が迎えに行くのは迷惑か?」
ぶんぶんと首を横に振る。
何度も、強く横に振る。
だって、エルシー様のおかげで私たちは救われたのだ。私のことを女神って言うけど、私からしたらエルシー様こそが神様のような存在。
「エルシー様は、私たちを救ってくださいました。城にまで置いてくださり、仕事まで与えてくださいました。私たちをお迎えしてくださり、感謝してもしきれません。」
私とエルシー様はどう考えても縦の関係
涙をぐっと堪え、頬に感じる温かな体温に流されないよう使用人として心からの感謝を述べる。
「もっと、はっきり言わせる気だな?」
「えっ?」
頬からエルシー様の手が離れ、代わりに右手を取られる。