惹かれたのは強く、眩しい子で。
ただエルシー様を見つめるだけの私
彼は私の右手を手に、ゆっくりと目の前で跪いた。
「っ!?エルシー様っ!」
何を!?と慌てる私に構わず、エルシー様は私の右手の甲に口づけをした。
「もう一度言う。俺はミアを愛してる。女性としてだ。ミアを見るたび欲情する。」
「っな!?」
「ミアたちを城で働かせたのは、ミアを側に置きたかったから。俺の目が届くところで、安全な場所で安心して過ごして欲しかったから。」
「それが、結果的には孤児院の多くの子たちを救ったのかもしれない。…迎えに行ったと言う表現にはなるな。」
「うん…。」
思わず頷くと、エルシー様がふっと笑った。
そしてもう一度甲に口づけして、目が合うと、瞳の奥に熱を感じた。
「俺は、ミアを妻に迎えたい。俺の隣で穏やかに笑っていて欲しい。…ミアと家族になりたい。」
思わないようにしていた言葉
さっき、迎えに行くと言われて浮かんだけど、すぐさま消した言葉
王となる未来が決まっている彼が私なんか選ぶはずがない。
そう思って、浮かれたくもなる愛の言葉も流してたのに…。
「ミア、俺と結婚してくれ。」