惹かれたのは強く、眩しい子で。
「ミアっ、ミア!分かるか!?」
「水持ってきた!」
「エルシーどうしたの!?」
王妃の声は聞こえない。
振り返って水を受け取り、ミアの口元に持っていく。
だが、ほんの少ししか飲めないようだ。
また目が閉じていくミア
「ミア、目を開けてくれ。みんなミアを待ってるぞ。」
「ミア!お前がいないとチビたち泣くぞ!」
再びゆっくり瞼が持ち上がり、エルシーと至近距離で目が合う。
視線が水を向いていて、もう一度飲ませてみれば、時間をかけて全部飲んだ。
次はこっちだという勢いでエルシーは菓子を口元に持っていく。
素直に口に入れたミアは一言
「………っ、美味しい。」
そう言うと、ボロボロ泣き始めた。
エルシーはその姿にひどく胸を痛めた。
急いで別の菓子を口元に運んでいく。
「たくさん食べろ!これからもずっと、いっぱい持ってくるから!」