惹かれたのは強く、眩しい子で。




適当な返事ばかりしていると、


「こら、エルシー。真面目にやれ。」


「うるさい、俺に指図するな。」

「ダメだ。今日はエルシーの大事な日だろ?」

「そうです、エルシー様。嫌でも皆さまの上っ面を真似て下さい。」

「ハミル様、上っ面って……。まあ、そうだけど。」



うーんと首を捻るノイ
…お前も視線を集めてるのは気づかないのか。
ノイは、こういう色恋には疎い。


今は落ち着いてやたら年上の感じを出してくるが、昔は年上とは思わないほどガキだった。


「ほらエルシー、御令嬢たちが待ってる。」

ノイの視線につられて目を向ければ派手な女たちがちらちらとこちらを見ている。


ゆったりとした音楽が流れ始め、


……ああ。と理解する。




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