惹かれたのは強く、眩しい子で。
私たちが気軽に話しかけて良い人じゃない。
それに気づいて、使用人らしく振る舞っていたら、エルシー様に怒られた。
そういう扱いはしてほしくない。と
そう言われたからといって、昔のようにするわけにはいかない。
だけど、少しだけ言動を緩くしたら渋々だったけど許してくれた。
それからだ、やたら体を触られるようになったのは。
「エルシー様、今夜のお召し物です。」
「ああ。」
今夜は俺の成人記念パーティーが開かれる。
この間16になり、これから色々面倒なことが増えてくる。
1番は女関係だ。
王太子妃の立場を貴族の娘たちやその親は必ず狙っている。
それを処理するのを想像するだけで、胃がムカムカしてくる。
「ハミル、ミア呼べるか?」
「探してきます。」
ハミルを待つ間に着替えを済ます。
憂鬱なパーティーだから、少しだけでも補給させて欲しい。