惹かれたのは強く、眩しい子で。




「今からエルシー様と孤児院行くんです。」


「え!私も行きたい!」



目をキラキラと輝かせるリラ様

きっと自分と同じくらいの子や小さい子がたくさんいるから楽しいんだ。



「それは、エルシー様に聞かないと…。そうなったらミアも行くのか?」


「それはもちろん。」



当たり前だとノイに言ってみせる。

「では、今日はここで帰りますわね?」


「すみません、ユン様。今日はほとんど進まず…。」


「たまにはこういう日も大事よ。では、失礼します。リラ様」


「うん!また明日!」




ノイと3人で城の裏門に回る。

こうしてこっそり孤児院にエルシー様が行くのはいつものこと。



表立って向かうのは、王妃様と一緒の時か、公務の時だけ。




準備をしてるというエルシー様を待つ間、私はまたあの日のことを思い出していた。



もう何日も経っているのに、全く消えてくれない甘い記憶。



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