惹かれたのは強く、眩しい子で。
「…本当、ありがとう。私、……エルに出会ってなかったら、きっと…。」
「疲れただろ。寝てていいから。」
涙が溢れた目をエルの左手が覆い、真っ暗な視界になった私は、目を閉ざすのに時間はかからなかった。
ふっと意識が浮上する。
ここは……、見覚えのある豪華なベッドだ。
今度はすぐ体を起こし、ベッドから降りる。
「起きたな。」
ソファに座って書類を見ていたエルシー様が立ち上がって、部屋のドアを開ける。
誰かと話しているのか、話し声が聞こえる。
部屋から出られない私は、話が終わるまで待たせてもらう。
「ハミルが飯持ってくるから、ここで食べるぞ。」
「……ここで?エルシー様と?」
「そうだ。」
何か文句あるかと言いたげな視線を受けつつも、逆らえないので、ハミルさんを待つことに。