惹かれたのは強く、眩しい子で。
「見つけだすのはやはり不可能のようです。…売られた子の行く先は、ほとんどが臓器売買。辿れたところで、…会えるかどうか。」
「本当胸糞悪いな。」
手元の書類に書かれているのは、処置を行った者たちの住処にあった情報のみ
これを掴むだけでも何年かかったか。
子どもの見た目の特徴、身長体重
臓器の重さ、大きさなど。
いつ見ても吐き気がする。
処置を行なっていた者は5人
全員まとめて地下に捕らえているが、
『俺たちは知らない。』
『ただ臓器を取り出してただけ。』
『受け取りに来るのは、決まって同じ奴だった。』
などと、全く進めることが出来ずにいる。
同じく孤児院を運営していた施設長始め、働いていた者たちも別の地下に捕らえているが、大したことは言わない。
いや、施設長以外の者は、人身売買があることは知っていたが、臓器売買のことまでは知らなかったという。
ただ、楽に稼げ、飯が食える仕事だと街で施設長に言われ、連れて来てもらったと言っていた。
対する施設長は、のらりくらりと質問をかわし続け、核心づくことは何も口を割らない。