惹かれたのは強く、眩しい子で。
ああ、と納得した。
孤児院から人材を採用し始めて、4年が経つ。
元々この城の使用人は、貴族の子が採用されていた。いや、一般の子も試験に受かれば働ける。
だが受けたものの、貴族からの嫌がらせが後を立たず。
最終的には王族に好かれたいだけの、働かない使用人たちで溢れていたのだ。
優秀な人材は貴重だったために、王族の元へと配属されていた。
そのため、働かない使用人たちが行うはずの掃除などの雑用が滞るようになり、侍従長たちは頭を抱えていた。
だからか、孤児院の子どもを連れて来たいと言った時、何と言われるか多少不安だったが、『雑用ができるのなら子どもでも働き手が欲しいです。』と快諾してくれた。
それからは、やる気のない貴族は辞めさせ、この4年をかけて孤児院、一般からの優秀な人材が増え、ようやく城のあちこちが落ち着いてきた。
「本当、楽しみなんだ。君が王になった時、この国はどうなるのか。」
「まだ早いですよ。」
「ははっ、そうだね。ヴィクリアもまだまだ元気
だから。」