惹かれたのは強く、眩しい子で。
「あのー、すみません。」
「はい」
「えーっと、迷ってしまったんですけど…。……どこに行くんだっけ??」
うーん、と首を傾げている、おそらく貴族の方
城の中で迷ってたら外に出たのだろうか?
「どなたにご用件だったのですか?」
「知らないんだよー。僕はお父様に連れてこられただけなんだ。あー、怒られるなー!」
そう言いながらも顔は楽しそうに笑っている。
「少しお話ししたいな。」
「…行かなくて良いんですか?怒られるのでは?」
「もういいよ!どうせ怒られるんだから!それより君といたい。」
グッと距離を縮められ、手までいつの間にか握られていた。
「ミアって言うんだ。可愛いね。」
そう言って私を見る彼、テオ・ノーティ様
確か私の記憶が正しければ、ノーティ家は伯爵家だったはず。
キラキラと陽の光を浴びて輝く彼のブロンドの髪
それに彼の雰囲気も優しさが溢れていて、キラキラという言葉が似合う人物だ。
何故こんなにも目立つ彼を見たことがなかったのだろう。
もしかして、今まで社交界とか、そういう場には出ていなかったのか。