惹かれたのは強く、眩しい子で。




今日は貴族の令嬢が通りかかり、彼に興味深々だったため、さっと離れることができた。




急いで戻らなきゃと別ルートを頭に浮かべながら、ノーティ様に会わないようにする。


もうすぐリラ様の勉強の時間だ。
リラ様の勉強には何故か私も一緒に受けることになっている。

早足で歩いていると突然横から手を引かれ、抱きしめられる。




声を上げる前に抱きしめられ、離れようと押し返すが、離れず。

「…エルシー様ですか?」

「そうだ。」


耳元から聞こえた声に安堵する。

離してくれないので、妙に安心する腕の中、いつの間にか大きくなったなと考える。


初めて会って、しばらくは私と同じぐらいの身長だった。
それがあっという間に抜かされ、今では頭1つ分ぐらい差がある。


エルシー様は次期国王としての評判はとても良い。
貴族からも国民からも支持を得ている。


16歳とは思えない冷静な判断と頭の回転の速さ
それは剣術と体術にも言えることで、騎士団の団長たちと良い勝負をするらしい。

リラ様が自慢しているのを何度も聞いていた。



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