惹かれたのは強く、眩しい子で。




「リラ王女様は可愛らしい方ですね。恥ずかしながら私、この年になってようやく社交界に参加するんです。」



「そうでしたか。だから城の者がざわついていたんですね。誰なのかと私にまで聞こえてきましたわ。」


「あはは、すみません。彼女たちも親切なのでついつい話しかけてしまうんですよ。あっ、そういえば、ミアも私を助けてくれたんですよ。」



後ろを静かについていた私を振り返るノーティ様


「初めて来た城で迷子になってしまったんです。それを助けてくれたのがミア」

ね?と首を傾げられ、頭を下げる。


「リラ王女様に仕えているからですかね。品があって綺麗です。恥ずかしながら、惹かれてしまいました。」





……何を?

眉を寄せ、怪訝な表情を浮かべる私に対して、ノーティ様は、にこやかな笑みをしていた。



「ミアは私にとって大事な人なんです。…もう、家族同然のような存在です。軽い気持ちでミアに接してもらっては困ります。」




リラ様…、家族同然だなんて……。


ノーティ様の言葉よりリラ様のありがたいお言葉が胸にじんっと広がって、涙が込み上げる。



「リラ王女様に認めてもらえるよう、精進いたします。」



恭しく頭を下げるノーティ様



ふと、あの時の光景が鮮明に蘇る。





『ミア、愛してる。』




ぎゅっと強く心臓を掴まれる。
苦しくなるぐらい、眠れなくなるぐらいエルシー様でいっぱいになる。





私も、……




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