惹かれたのは強く、眩しい子で。
「エルシー様、2日後の公務ですがリラ様もお連れになられてはとのことです。」
「公務に支障はないが、…リラの希望か?」
「そのようです。国王様によれば、城にいたら息が詰まるからとおっしゃっていたようで。」
息が詰まる、か。
ハミルの報告によれば、あのノーティ家の息子はリラにもついて回っているらしい。
リラはもともと部屋で大人しくしている方ではない。
奴に会わないように最近は部屋から出ない日も多いと聞いている。
「ノイを連れて行く。」
「そうですね。伝えておきます。」
「馬はなしだな。日帰りの予定だったが、泊まることになるな。」
俺とハミル、少数の護衛だけなら馬で移動できるために1日で公務が済むが、馬車となるとそうはいかない。
それにリラが来るなら護衛はしっかりつける必要がある。
「エルシー様、安らぎを求めるのは良いですが、行き過ぎないようお願いしますね。」
「努力はする。」
自然と口角が上がるのを感じた。