惹かれたのは強く、眩しい子で。
ヘクターさんの見事な話術で食事は盛り上がりをみせ、楽しい食事となっていた。
「ミアさん、ノイさん!食べてますか!?」
「美味しいですヘクターさん!俺こんな食事、毎日食いたいっす!」
「あはは!じゃあまた来てください!こっそり来たかったら2って言ってくれたら僕に繋がるようにしますよ!」
「なんですか、2って!1番じゃないんすか!あはは!」
「ノイさんは2ですね、ちなみにミアさんは3」
得意気に話すヘクターさん
「主に名前隠す時に使う代わりの名前みたいなものですね。一部の人間にしか分からないようにというか、ここ港街なんで、そういうの必要なんですよねー。」
「その数字にはどういった規則が?」
へぇー、とノイと頷いていたら、エルシー様が真剣な表情でヘクターさんに尋ねていた。
「簡単ですよ、ノイさんはNから始まるから2、ミアさんはMだから3。簡単すぎですよね!僕も知った時、ちょっと拍子抜けしました。」
「そんな付け方だったら、すぐ埋まりません?数字にできる文字なんてしれてますよ。」
「そうなんですよ!だから、ごく僅かな人物や物限定です!」
ノイとヘクターさんが話してるのを聞きながら、横目にエルシー様を見ると、先程よりも真剣な表情で何か考えている様だった。