惹かれたのは強く、眩しい子で。



潔い姿に王は信用に値するとしたのか、深く頷いた。

「ノーティ伯爵の別邸とやらに案内してもらおうか。エルシー、頼んだ。」


「はい。」





部屋を出たら騒動を聞いたのかハミルとノイがいたため、ノイにも着いて来るよう言う。

馬を引き連れ、城の前に行けば子息と騎士団が待機していた。



すぐさま馬に乗って城を出る。

先頭を走る馬は騎士団長の馬
その後ろに子息は乗っている。貴族のため馬に乗れないんだそうだ。


別邸があるのはルチルの森と言われる、人が寄り付かない森の中
ルチルの森は広大な広さに木々が生い茂っているため、1回入ると出てこれないと言われている。


悪事をするにはもってこいの場所だ。


「リラ王女の部屋を訪ねたら外に出られたと言われて。…今日地下牢からケイリーとかいう奴を脱走させようと話してるのを耳にしてたから、心配で探してたんだ。」


「リラ様が連れ去られるところを見たんですか?」


「…黒い服が2人、肩にドレスを着た女性を乗せているのを遠目に見ました。追いかけましたが、姿を見失ってしまい、王へご報告を。」




< 90 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop