ホテル王に狙われてます!ハニートラップから守るはずが、罠にかかったのは私でした?!
部屋を出ると、バトラーが会場まで、案内する。

会場に向かう間に、高遠副社長から、新たな提案をされた。

「シンガポールにいる間は、春名さんは僕のパートナー、すなわち、婚約者ということにする。」

「え?」

美夕は驚いて、高遠副社長の方を見た。
パーティーの間だけの彼女設定くらいにしか考えていなかったからだ。

驚く美夕をよそに、高遠副社長は話を続けた。

「だから、君を紹介する時も婚約者と紹介し、春名さんではなく、美夕と呼ばせてもらうよ。」

「わかりました。」

「君も、僕のことは恭一郎と呼んでくれ。」

「え?さすがにそこまでは・・・。」

「こっちではファーストネームで呼び合うのは普通だから。よろしく頼みますよ、美夕。」

「承知しました。き、・・・恭一郎さん。」

美夕は頬を赤らめながら言った。
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