ホテル王に狙われてます!ハニートラップから守るはずが、罠にかかったのは私でした?!
美夕と高遠副社長が窓の前で並ぶ。
「うわあ!本当にきれいですね!」
美夕がそう言うと、高遠副社長は
「良かった。元気になったみたいで。心配したよ。」
美夕は体ごと高遠副社長の方を向くと、深く頭を下げ、
「この度は大事なパーティーにこんなことになってしまって、大変申し訳ございません」
と言った。
「いや、本当はね、抜け出す理由が出来て、ちょっとホッとしてたんだ。だから気にしないで。」
「そんな、高遠副社長の足を引っ張ってしまって。」
「そんなことないよ。ほとんど挨拶も終わっていたし。」
「私、本当にダメで・・・。」
「悪いと思ってるなら、埋め合わせに今から飲まない?」
「え?」
「何も食べられなったから、腹が減っていてね。実はさっき、ルームサービスを頼んだんた。
一人じゃ食べきれないから、付き合ってくれるとうれしいんだけど。」
「はい!」
美夕も着物から解放され、お腹もペコペコになっていた。
「じゃあ、私着替えてきます。」
美夕がそう言って、部屋へ行こうとすると、高遠副社長に腕を掴まれた。
「そのままでも俺は気にしないよ。」
「でも、着物でいうと下着みたいなものなので・・・。」
美夕は頬を赤らめながら言うと、高遠副社長は腕からそっと手を離した。
「知らずにすまない。じゃ、待ってるよ。」
「はい。すぐに戻ります。」
と、言って、美夕は部屋に着替えに戻った。