天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
廊下に出ると、そこにはカークが待っていた。
「ディートハリュ、ハルト殿下。こちらはカーク。オーランドの息子です」
今度は相手の名前を噛んでしまったが、気づいていないふりをする。
カークはにやにや笑いをこらえている顔になるし、ディートハルトも唇を引き結んで妙な表情をしているし、まったくふたりとも失礼だ。
にぱっと笑ったカークは、ディートハルトの方に右手を差し出した。握手するつもりらしい。
「――よろしく頼むな!」
子供というのは恐ろしい。相手が王族であるのをまったく考えていないらしい。
(でも、これが普通だと思うんだわ)
中身が大人のミリエラや、本人の資質もあるのだろうが、厳しく育てられてきたディートハルトが例外だ。
だが、カークの対応は王族相手には好ましいものではない。侯爵家の人間として、たしなめようとした時だった。
「いい。カークの対応はそのままで――王族とは言っても名ばかりだから」
ディートハルトに先手を打たれてしまった。ならば、ミリエラが出る必要もない。気を取り直し、ディートハルトの方に微笑みかける。
「ディートハリュ、ハルト殿下。こちらはカーク。オーランドの息子です」
今度は相手の名前を噛んでしまったが、気づいていないふりをする。
カークはにやにや笑いをこらえている顔になるし、ディートハルトも唇を引き結んで妙な表情をしているし、まったくふたりとも失礼だ。
にぱっと笑ったカークは、ディートハルトの方に右手を差し出した。握手するつもりらしい。
「――よろしく頼むな!」
子供というのは恐ろしい。相手が王族であるのをまったく考えていないらしい。
(でも、これが普通だと思うんだわ)
中身が大人のミリエラや、本人の資質もあるのだろうが、厳しく育てられてきたディートハルトが例外だ。
だが、カークの対応は王族相手には好ましいものではない。侯爵家の人間として、たしなめようとした時だった。
「いい。カークの対応はそのままで――王族とは言っても名ばかりだから」
ディートハルトに先手を打たれてしまった。ならば、ミリエラが出る必要もない。気を取り直し、ディートハルトの方に微笑みかける。