天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
「あ、そうか」

 ランプの光源や、冷蔵庫のエネルギー源などは、そのままの魔石をはめ込んだだけであるが、マナを注いだ後、他の材料と合成すればいい。

 そのいい例をミリエラは知っている。

「記録板!」

 あれも、いくつかの魔石やその他の素材を合成し、音や映像を記録する能力を持たせたものだ。

 そのままのスライムの魔石は使えないけれど、魔道具の素材としてなら使い道があるかもしれない。

「ありがとう、エリアス」

「なぁに、我の言葉が助けになったのならよいさ」

 それなら、わざわざ姿を見せなくてもよかったのではないだろうか。ミリエラとは、そのままでも会話ができるようだし。

 だが、まだ精霊の世界に帰るつもりはないようで、エリアスはミリエラの横に腰を下ろすと、のびのびと手足を伸ばして息をついた。

「まだ、ここにいても大丈夫?」

「そなたのマナには、まだまだ余裕があるだろ?」

「あるけど」

 エリアスに寄り掛かるようにして、ミリエラはほっと息をついた。その間も、頭はめまぐるしく回転している。

 スライムの魔石を、どうやって使うのが一番いいんだろうか。

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