天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
 そこに置かれているのは、ステンドグラスを使ったアンティークな雰囲気のランプだ。このランプのスイッチを入れると、部屋中が柔らかな光で満たされるので気に入っている。

(銀色のふわふわ……)

 先ほど、板から流れてきたもやもやとしたもの。それが、自分の中にもあるのを意識する。

 心臓のあたりにそれがあるのを発見。そのもやもやを引っ張り上げ、指の先から放出するようイメージする。

 先ほど手のひらに感じたもやもやという感触。
それを懸命に呼び起こしながら、ランプのスイッチに触れると、ランプが光を発し始めた。

「おおおおお!」

 赤、青、黄色といった様々な光が、窓から差し込む日光に重なる。ミリエラは素直に感嘆の声をあげた。とても、美しい光景だ。

「じゃあ、消すね!」

 消すためのスイッチは、点灯するためのスイッチの横にある。そちらに触れると、光は消えた。

「おおおおおおお!」

 もう一度、マナを流しながらスイッチを入れる。再び、色とりどりの光が、室内を照らす。

(……まるで、魔法使いみたい)

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