天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
「うん。ミリィね、マナが見えるの。それで、ディーも、パパやカークみたいにふわふわしてる」

 そう言えば、ミリエラはマナが見えるというのを、ディートハルトは知らないのだった。精霊を見ることができるのだから、それも当然と思ってくれればよいのだが。

「――それって」

「そうだよ、ディーもマナがあるってこと!」

 体内にマナはあっても、外に出すことができていないだけ。それを知ったディートハルトは、ますます目を丸くした。

「お、できた! できたぞミリィ、ディー!」

 ふたりの横で、完璧に忘れ去られていたカークが、スライムの魔石へのマナの注入に成功したのも、ふたりとも見ていなかった。

「パパ、パパ! ディーにもマナがあるよ! よかったねぇ!」

 ミリエラの声が、作業部屋全体に響き渡った。

 けれど、喜んでくれると思ったのに、ジェラルドはディートハルトの前で頭を下げた。

「……ディートハルト殿下。申し訳ございません」

「どうして? どうして、パパが頭を下げるの?」

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