天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
 知識と実践では、ジェラルドが力になってくれる。ふたりが力を合わせれば、無敵だ。

(パパと、一緒に何かをするのって――すごく、特別な気がする)

 父とふたりで過ごした時間は、さほど多くない。だからこそ、こうやって協力して何かを開発することにより、父との絆がもっともっと強くなればいいとも願う。

「まず、マナが流れていたら他の人にも見えるような魔道具があればいいと思うの」

 父の協力が得られなかったら、自分でどうにかしようと、返事待ちの間にもいろいろと調べてみた。

「魔石を溶かす溶液に、アカトカゲの皮を煮出して作った抽出液を加えてみたらどうかなって」

 アカトカゲは、マナの多い人間に近寄ってくるという性質を持つ魔物だ。

 さほど大きくなく、危険性も少ないのだが、ぬるぬるとした体液に覆われていて、触れるとその場所がかゆくなるという厄介な性質を持っている。

 その上、マナを発する時には、赤く光るのだ。普段は緑色なのに、赤くなることからアカトカゲと呼ばれている。

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