天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
「水属性は、すべてを包み込むからね。スライムの魔石ならたくさんあるし、実験に使いやすいんじゃないかな」

 こうして、再び実験が始まった。

 

 実験を繰り返すこと、二週間後。試作品が完成した。

 ミリエラは、腕に布をかけ、肩から指先に向けてマナを放出する。肩から手首まで覆った布の、肘のところまでが赤く発光した。

「これなら、パパにも見えるね!」

「まったく。君は。私の思っているところからどんどん先に行ってしまうね――よし、オーランドにも試してもらおうか」

 早速オーランドを呼びつけ、ミリエラの作り出した布で身体全体を覆う。

「心臓からね、ぎゅーって絞るの」

「ミリエラ様の説明は、よくわかりませんね……」

「オーランド。心臓から右手首に向かって、温かなものが流れていくと想像してみてくれ」

「マナがあると赤く光るんだよ!」

 ジェラルドの説明でも、オーランドはよくわからなかったらしい。だが、イメージしてみると、身体にかけた布、心臓の部分だけが赤く光ることに気づいた。

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