天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
 ミリエラは目をこすった。見えてはいけないものが見えている気がする。というか、さっきまであんなものは見えていなかった。

 もう一度目をこすって見てみる。やはり、小人達が手を振っている。

「ミリエラ様、どうかしましたか?」

「う、ううん……何でもない。ミリィ、眠くなっちゃった」

 まったく眠くないのだが、口に手を当てて、大きくあくび。必殺子供の眠気である。

「初めてマナを使った時は、疲れるものなんじゃないか? 俺はよくわからないけど」

「そうね。きっとそうだわ――ミリエラ様、お部屋に行きましょうね」

「うん」

 最初は眠いふりだけのはずだったのが、どんどん瞼が重くなってくる。ニコラの腕に倒れ込むようにして、ミリエラは目を閉じた。



 マナを扱えるのならば、魔術を使うことができるようになる可能性も否定はできない。

 そんなわけで、ミリエラには魔術の勉強が追加されることになった。

 この世界、ごくごく当たり前に魔術が存在しているわけで、幼い子供向けの魔術の入門書なんかもあったりするのである。

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