悪役令嬢ですが死亡フラグ回避のために聖女になって権力を行使しようと思います
◇◇◇
「こんなことをしてどうなるか、あなたたちはわかっているの!?」
ヒロインの女の子が森の中で叫んでいた。
次の瞬間、ゲーム画面には一枚絵(スチル)が映し出される。
ヒロインの友達が紐で縛られ、それを守るようにヒロインが武器を構えている一枚絵だ。
そしてヒロインの目の前にはふたり組の男の姿があった。
「お前たちになにがわかる! 貴族というだけで、のうのうと学校に入学したお前らに!」
「兄貴、こいつらを誘拐していけばいいんだろ。とっとと連れてこうぜ」
ヒロインたちを誘拐したのは……大きくなったグレンお兄ちゃんとリカルドだった。
ゲーム上の敵の名前にデカデカとふたりの名前が書いてあるので間違いない。
ちょ!? 待って! なんであのふたりが悪役なの!?
◇◇◇
めいっぱい手を伸ばしたところで、私は目を覚した。
……え?
目を開けたらいつもの自分の部屋のベッドの上で、今のが夢だったことに気がついて、私は汗を拭った。
ミレイユの説教を受けた後、疲れ果てて寝てしまい、そのまま朝になってしまったようだ。
……それにしてもなんてことだろう。
まさかのチョイ役、モブの悪役があのふたりだったなんて!?
どこかで見たことがあると思ったんだよ!
そうだよ悪役で出てたんだ!
たしか、悪役のグレンは、自分は才能もあり勉強も誰よりできたのに魔法の属性が氷というだけで魔法学校に入れなかったとか、恨み節ばかり述べていたような気がする。
悪役に騙されてヒロインたちを誘拐しようとして、ヒロインに阻止されて失敗してしまう。
その結果、口封じに殺される小悪党。
ゲーム上ではグレンお兄ちゃんはやっぱり魔法学校には入れなかったんだ。
そのせいで拗ねて悪役への道へとまっしぐらに進んでしまった。
うん。ダメだよ。そんなことさせちゃダメ。
今のふたりは全然擦れてなくていい子だもの。
あんな小悪党になった揚げ句、悪役に殺されるとかかわいそうすぎる。
私は慌ててベッドから飛び起きた。
「こんなことをしてどうなるか、あなたたちはわかっているの!?」
ヒロインの女の子が森の中で叫んでいた。
次の瞬間、ゲーム画面には一枚絵(スチル)が映し出される。
ヒロインの友達が紐で縛られ、それを守るようにヒロインが武器を構えている一枚絵だ。
そしてヒロインの目の前にはふたり組の男の姿があった。
「お前たちになにがわかる! 貴族というだけで、のうのうと学校に入学したお前らに!」
「兄貴、こいつらを誘拐していけばいいんだろ。とっとと連れてこうぜ」
ヒロインたちを誘拐したのは……大きくなったグレンお兄ちゃんとリカルドだった。
ゲーム上の敵の名前にデカデカとふたりの名前が書いてあるので間違いない。
ちょ!? 待って! なんであのふたりが悪役なの!?
◇◇◇
めいっぱい手を伸ばしたところで、私は目を覚した。
……え?
目を開けたらいつもの自分の部屋のベッドの上で、今のが夢だったことに気がついて、私は汗を拭った。
ミレイユの説教を受けた後、疲れ果てて寝てしまい、そのまま朝になってしまったようだ。
……それにしてもなんてことだろう。
まさかのチョイ役、モブの悪役があのふたりだったなんて!?
どこかで見たことがあると思ったんだよ!
そうだよ悪役で出てたんだ!
たしか、悪役のグレンは、自分は才能もあり勉強も誰よりできたのに魔法の属性が氷というだけで魔法学校に入れなかったとか、恨み節ばかり述べていたような気がする。
悪役に騙されてヒロインたちを誘拐しようとして、ヒロインに阻止されて失敗してしまう。
その結果、口封じに殺される小悪党。
ゲーム上ではグレンお兄ちゃんはやっぱり魔法学校には入れなかったんだ。
そのせいで拗ねて悪役への道へとまっしぐらに進んでしまった。
うん。ダメだよ。そんなことさせちゃダメ。
今のふたりは全然擦れてなくていい子だもの。
あんな小悪党になった揚げ句、悪役に殺されるとかかわいそうすぎる。
私は慌ててベッドから飛び起きた。